およそ議長に期待される役割は、その場の議論を調整して会議をまとめる方向に持って行くものと相場が決まっている。

 ましてや国益がぶつかる国際会議ではなおさらだ。

 その好例が国連安保理会議の議長職である。

 常任・非常任をとわず、一カ月ごとに順番で公平に理事国が議長職を持ちまわりすることになっているはそのためだ。

 そして、日本はこの12月の一カ月間、最後の議長役を務める番が来た。

 ところがきのう15日のニューヨーク発共同がこう書いている。

 「日本はこの2年間、安保理の決定プロセスに関与してきたが、メンバー国を外れる来年以降は(安保理会議への関与が)難しくなる。そこで最後の12月に議長国として議題にイニシアチブを取る事が出来る環境を利用して、11日には人権状況をめぐる会合、15日に閣僚会合と、立て続けに北朝鮮会合を盛り込んだ」と。

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