No Nukes 原発ゼロ

福島原発事故を契機に「原発」及び「気になるニュース」をキーワードとした情報収集を始めました。私のスクラップブックです。(by iwane)

カテゴリ:●原発とブログ > 天木直人のブログ


 退位特例法の成立とともに、あの昨年8月8日の天皇陛下のお言葉の衝撃と、なぜ天皇陛下があのお言葉を発しなければいけなかったのか、その背景が忘れ去られていく。

 そうさせてはいけない。

 そう言わんばかりに、東京新聞が「象徴考」(相克―皇室と永田町)と題する特集記事の連載をきのう6月11日から始めた。

 その「上」であるきのうの記事は、国民必読の永久保存版の価値がある。

 そこには、やがて退位される明仁天皇と首相安倍晋三の確執が、これ以上ない明確な形で書きとどめられている。

 それは、ひとことで言えば、2013年4月28日に首相安倍晋三の手ではじめて開かれた沖縄主権回復式典への明仁天皇の不本意な出席から始まって、「天皇は祈っているだけでよい」という、首相安倍晋三が選んだ退位有識者会議専門家の傲岸・不遜の言葉で終わる、首相安倍晋三による明仁天皇いじめにつきる。

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 「もはや中国を脅かす国がないのに、なぜ軍拡を続けるのか。これは多くの国々の人々が共有する疑問といっていい・・・」

 こういう書き出しで始まる、きょう5月14日の朝日新聞の社説は衝撃的だ。

 その内容は、国産空母を進水させた中国に対する批判一色だ。

 挙句の果てに、次のように書いている。

 「・・・空母の問題では、米国海軍がいま、北朝鮮を威圧している。そのやり方の適否に議論の余地はあるものの、少なくとも東アジアで展開する米空母の存在そのものを脅威と受けとめる周辺諸国はほとんどない。ところが中国の方は、そもそも北朝鮮に最大の影響力をもつ国として果たすべき抑止の役割をまっとうしないばかりか、北朝鮮以外の国々に対し、空母の保有で威圧感を与えている・・・」と。

 そして、その社説は次の言葉で終わっている。

 「中国は、危うい軍拡路線を改めるべきである。力の誇示で、大国としての信頼は築けない」と。

 まるで米国の政府広報誌のごとくだ。

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 天皇陛下の退位問題に関する有識者会議の最終報告骨子案がまとまったのは4月13日だった。

 今後も、最終報告書が21日に政府に渡され、政府は5月上旬にも天皇退位の関連法案を国会に提出し国会審議がはじまるなど、様々な手続きが進んでいく事になるが、この骨子案が公表された時点で、退位問題は事実上終わったのである。

 この骨子案を報じる14日の各紙の報道で私が注目し、深い絶望感を覚えたのは、あのお言葉で天皇陛下が訴えたかった一番重要な事、つまり天皇陛下が代っても、象徴としての天皇陛下が行うべき公務は、過去の戦争の反省に立って平和な日本を願い、率先して行動するようにして欲しいという覚悟の訴えが、見事に封印されてしまった事だ。

 骨子案にはどこにもそれがない。

 それどころか、権威の二重化を避けるべきという大義名分の下に、今上天皇は退位後はすべて新天皇に譲るべきと言わんばかりだ。

 天皇陛下の思いにことごとく反して来た安倍首相が、最後に行った究極のおことば潰しである。

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つね日頃、怒ったり、権力に楯突いたりしない温厚で従順な私である。

しかし、この報道だけは腹立たしく思った。
安倍首相は、きのう15日午前、東京・新宿御苑で恒例の「桜を見る会」を主催したという。

そこで、「風雪に耐えて5年の八重桜」という俳句を自ら披露したらしい。
何という厚かましさだろう。

5年も首相をやっておきながら、何一つ我々国民の暮らを良くすることが出来なかったくせに、何が八重桜だ。

風雪に耐えるしかない国民は眼中になく、自分の事ばかり考える男だ。
これは日本男児として恥ずべきではないのか。

それに輪をかけて厚かましいのが昭恵夫人だ。
森友疑惑から逃げて雲隠れしていたというのに、よくも笑顔で人前に出られたものだ。
 
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