2015年04月
自民・船田本部長 「2年以内に憲法改正の国民投票を行う」

船田元・自民党憲法改正推進本部長。祖父は船田中・元衆院議長。保守本流を自負する。=28日、日本外国特派員協会 写真:筆者=
自民党の憲法改正勢力の総帥が、都合の悪い所はオブラートに包みながらも、ホンネをのぞかせた。
船田元・自民党憲法改正推進本部長がきょう、日本外国特派員協会で記者会見を開いた。
安倍首相とオバマ大統領の基地移設確認宣言で、翁長知事を本当に怒らした。
安倍首相は、オバマ大統領との会談、上下院議場での演説と、議員生活の中で1番の絶頂期を過ごしている。オバマ大統領との会談では、沖縄普天間基地の辺野古への移転についても大見得を切って、移転を確認した。絶対に遂行すると約束したのであろう。
安倍首相とオバマ大統領との基地移設に関しての確認を受けて、翁長沖縄県知事が以下の記者会見を行っている。この中で、翁長氏が安倍首相と会談したとき、沖縄の総意をオバマ大統領に伝えてほしいと述べたにも関わらず、逆に基地移転は必ずやると確認したことに「強い憤り」を述べ、あらゆる手法を用いて新基地は作らせないと述べた。
サンゴ礁破砕、臨時制限水域内での立ち入り調査を知事が伝達 翁長知事 臨時記者会見
<琉球新報の社説>砂上の日米同盟 人権と民主主義の無視だ 敵意に囲まれ持続は不可能
2015年4月30日
日米同盟強化をうたえばうたうほど、よって立つ基盤のもろさが目立つ。まさに砂上の楼閣だ。
安倍晋三首相がオバマ米大統領と会談し、「日米同盟は格段に強化されている」と述べた。米軍普天間飛行場の辺野古移設について、翁長雄志知事の反対は伝えたというが、「辺野古移設を唯一の解決策とする立場は揺るぎない」とも強調した。沖縄の民意など無視するという宣言に等しい。
だが沖縄の反対こそ「揺るぎない」ものだ。民意を顧みぬ政府への憤りは臨界点に達しつつある。強い敵意に囲まれた基地が機能できるのか。両政府はその脆弱(ぜいじゃく)な基盤をこそ直視すべきだ。
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<東京新聞の社説>物言う同盟でありたい 日米首脳会談
東京新聞の社説 2015年4月30日
戦後七十年という節目の日米首脳会談である。敵国同士の和解は先人の努力の賜物(たまもの)だが、相手に物を言わず、従うだけでは「同盟国」とは言えない。
ホワイトハウスで行われた安倍晋三首相とオバマ大統領との首脳会談。終了後発表した「共同ビジョン声明」で両首脳は、日米がかつての「敵対国」から「不動の同盟国」となったと宣言した。
日本の首相にとって、小泉純一郎氏の二〇〇六年以来、九年ぶりの公式訪問だ。首相がリンカーン大統領を顕彰する記念堂を訪問する際、大統領が案内役を買って出るなど、厚遇ぶりも目立つ。
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主張 エネルギー見通し 原発依存への回帰許されない
政府の「エネルギー基本計画」にもとづき長期エネルギー需給見通しを論議してきた経済産業省の審議会に、2030年の「エネルギーミックス(電源構成)」は、原子力発電は20~22%、太陽光など再生可能エネルギーは22~24%などとする案が提示されました。
来月末までに正式決定します。東日本大震災による東京電力福島第1原発の重大事故が4年以上たっても収束しないなか、今月末で全国に43基になる原発はすべて運転を停止しています。それでも電力は賄えているのに、20%を超す原発依存を目標にするなどというのは異常な原発回帰そのものです。
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来月末までに正式決定します。東日本大震災による東京電力福島第1原発の重大事故が4年以上たっても収束しないなか、今月末で全国に43基になる原発はすべて運転を停止しています。それでも電力は賄えているのに、20%を超す原発依存を目標にするなどというのは異常な原発回帰そのものです。
“フクイチ”で新たな恐怖! 海外の研究者や政府関係者が不安視、苛立つ最悪の「地底臨界」危機進行中?

福島第一原発は透水性の高い「中粒砂岩」の岩盤の上に立つ。そのため核燃デブリがメルトアウトした場合、すぐに陸側から流れる地下水流と接触し、水蒸気爆発や臨界反応を起こしやすいと推定できる。デブリは今、格納容器内のコンクリート上にとどまっているのか、それともコンクリートを突き破り地盤に到達しているのか……
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